料理写真教室
昨日は蒲田のg-veggieさんで行われている料理写真教室でした。
土曜クラスの初日です。来週は水曜クラスです。
ここから福岡拓さんとのコンビがはじまり、
もう3年目になります。
おかげさまで評判もよく、
こちらも生徒さんの熱気と、料理に対する愛情にいい刺激をいただいています。
初回で教えること
・窓際の逆光で撮る
・主人公を決めて絵作りをする
・フラッシュはオフにする
・手前が暗くなったときはレフ板で補う
・被写体に合わせて露出補正をする
・光源の種類はひとつにする(部屋の電気は消す)
・三脚を使う(感度を下げると画質が上がる)
がポイントになります。
絞りとピントのことは2回目で説明します。
あまりいっぺんに詰め込んでも無理なのでまずは基本を。
その基本を踏まえて宿題を出します。
次回までに3枚の写真を撮ってくること。
この3枚という枚数も重要です。
自分で撮った写真を選ぶことも上達には必要なことだからです。
なにを表現したかったのか、そして結果はどうだったのか、
数を撮るだけでなく、選ぶことで、どう撮ればいいのかが理解できるようになるからです。
次回は宿題を見ながら講評。撮った写真をみんなで見ながら話し合うのも上達の早道になります。
レッスンでは一眼レフに標準の単焦点レンズという組み合わせでデモをします。
料理写真を撮るにはこの組み合わせがベストだからです。
もちろんコンパクトでもきれいな写真は撮れます。
けど、操作性と画質は一眼レフにはかないません。
ズームレンズでもいいのですが、やはり単焦点の方が描写はきれいだし、意図を反映させやすい。
福岡さんはコンパクトやズームレンズのことを三徳包丁に例えていました。
曰く「刺身を引くには柳刃の方がきれいに素早くおいしく造れるし、アジをさばくなら小出刃がいい。レンズもカメラも同じこと」だと・・・
うまいことを言うなぁと感心したものです。
それに基本さえ理解してしまえば一眼レフの方が操作は簡単です。
レッスンが終わると一眼レフが欲しくなる生徒さんが・・・
なので中古カメラ店に案内します。これも恒例になりました。
バックマージンをもらうわけではなく、完全なボランティアです。
さて、先述のポイントはどれも重要なことですが、
料理写真を撮るなら三脚はとても重要です。
しかし三脚を使うことに馴染んでいる生徒さんは少ないんですね。
三脚を使う大きな理由はブレを抑えることなのですが、構図を決めるときにも、それを微調整するにも便利な道具なので、ぜひとも揃えたいアイテムです。
カメラはコンパクトのままでも三脚を使うだけで写真は劇的に変わります。
ところが、三脚はカメラのオマケ的な意識があるんですね。
それにカメラは安くなりましたが三脚の値段は変わっていません。結果、相対的なものですが三脚は高いという印象を持ってしまいがちです。
でも中古であれば値段もこなれているし、
いいものを買えば一生ものです。
今回もかわいいマンフロットの三脚をゲットした生徒さんがいらっしゃいました。
アルミ地そのままの限定バージョンで僕が欲しかったくらい。値段もリーズナブルでした。
g-veggieのレッスンは3時間みっちりやります。初回はマクロビランチ付きです。
今回は大豆のコロッケでした。
次からはマクロビスイーツ付き。
こういうのも料理写真教室ならではの楽しみですね。