monochrome V「Self-Portrait」展 - 写真家福原毅の日々あれこれ

写真展の告知です。

明日から開催されます。

前回の「絞り開放展」に続いて参加しています。
http://d.hatena.ne.jp/takeshif55/20110630/1309443090

とは言え、今回のテーマはセルフ・ポートレイト・・・

とても悩みました。

だって、こんなオッサンのセルフ・ポートレイトを見て誰がよろこぶんでしょう？

当初、なぜか評判のいいfacebookのプロフィール写真を使えばいいじゃないかと言われたのですが、

デジタルで撮ったものですし・・・

DGSMプリントにすればいいかと言えば・・・

かなりトリミングしているのでクオリティが落ちるなど・・・

うだうだと呻吟してしまいました。

それでもテーマを聞いた「絞り開放展」のオープニングの日からアナログカメラを持ち歩くようになりました。

僕は作家ではなく、写真を撮ることで口に糊をしている請負職人ですから、職業意識が抜けずにどうしてもなにかしらの演出をしてしまい、出来上がりに嫌味を感じてしまう日々が続きました。

ふと気がついたのはfacebookのプロフィール写真は偶然に撮れたものであるということ。

カメラのテストをしているときレフ板にしていたアクリル製の鏡が床に落ち、そこへカメラを向けたら自分が撮れてしまったというもの。

写真の面白さってこういうところにもあるんですね。

肩の力を抜いた日常を見てもらってもいいんじゃないかという気分になりました。

錚々たるメンバーの美しい姿や、かっこいい姿に混じって・・・「あはは」と笑ってもらえるグラニテみたいに感じてもらえればうれしいです。

会期は来年の22日までと長いのですが年末年始はお休みです。
また月曜と火曜は休館なのでご注意ください。

邪魔にならない程度に在廊する予定です。
声をかけていただければ、ご都合に合わせるようにもします。

ご高覧いただければ幸いです。