Still Life "YASAI"

今日はギャラリーEMで行われている「デジタル・ゼラチンシルバーモノクロプリント」ワークショップの手伝いに行ってきました。

早めに出かけて講師である永嶋勝美さんの展示をじっくりと見てきました。

http://ektalure.exblog.jp/16278846/

http://www.takeuchi-studio.jp/gallery_em/index.html

金曜に行われたオープニングパーティーにも参加したのですが、あまりの人出にゆっくりと見ることはできず、あらためて手伝いを名目に一人で鑑賞。贅沢な気分でした。

被写体は野菜たち。

でも、僕が仕事で撮っているようなフードフォトとはひと味違います。

悪い意味ではなく、これは「食べ物」の写真ではないんですね。

まったく視点が違います。

フードフォトの最大のテーマは「おいしさ」です。

大袈裟に言えば血と肉になる「よろこび」や「感謝」をどうすれば表現できるのかを僕はいつも考えています。

永嶋さんのフレームに収められた野菜たちは口の中へ入る食品ではなく、身近に存在する美しいモノとして普段のイメージとは異なる「顔」を見せてくれています。

これぞStill Lifeですね。

バンクライト1灯(たぶん)とレフ板のみでシンプルに浮かび上がる端正で静謐な表情はステイタスの高い一般誌の表紙を毎号飾ってもおかしくないクオリティです。

食欲という情念を通り越しで捧げ物という物神になってしまったのかも・・・と、いろいろ思考を巡らせていましたが・・・写真は見るものであり感ずるものなので言葉は不要なのかもしれません。

会期は10月2日までです。



まったく撮り手のくせに他人の写真展をテーマに連続でエントリーしてしまうのは・・・

「いかん」とも思うのですが・・・

写真を見るのも好きなのでご海容ください。


画像を貼ろうかとも思ったのですがフォトグラファーのブログに他人が撮った写真を掲載するのは姿勢を問われそうですし・・・
まだ許可もいただいていないので、今回のエントリーは写真なしです。
リンクを貼ってありますので、そちらをご覧ください。