テスト撮影

二日連続で林試の森公園へ出かけて・・・今日はローライのテスト撮影。

ところが・・・

今日はなにを見ても写真の神さまが降りてこないんです。

なんていうか・・・なにを見ても物語が浮かんでこないんですね。

撮りたい物語が心の中にみつかりません。

赤いカメラバッグを担いで・・・三脚を抱えたまま、広い公園を三周くらいしてしまいました。

それに、開放での描写を見たいのにドピーカンなので最速が1/200の2.8Aでは撮れるところがありません。

なんてったって日陰でもf5.6くらいに絞らなければならない明るさです。

自販機で缶コーヒーを買ってベンチで一服していると、やっと雲が出てきてくれました。

冬の日差しは低いですね。これで12時を少し過ぎたくらいです。

三脚にカメラをセットして、どちらで撮ったかわかるように、もう一台のローライを切り株に置いて撮ります。

ピントをカメラに合わせて後ろのボケ具合を見るためだけの構図です。

実際にフィルムを通してみると2.8Aと2.8Fとでは操作系に若干の違いがあることに気がつきました。

まずは絞りとシャッタースピードがレンズの上に表示されるのですが位置が逆です。

それにシャッタースピードをセットするダイヤルも回転方向が逆。

スピードも2.8Aでは1、2、5、10、25、50、100、200となっています。

精度の問題もあるので、このへんはアバウトに合わせました。

ひさしぶりのアナログなので露出計もアナログに・・・

この子を最後に使ったのは・・・思い出せません(汗)

2.8Aはファインダーの像を見ただけですごい収差・・・楽しみです。

開放からf8まで絞りを変えて撮りカメラを取り替えます。

ネジ穴アダプターが一個しかなかったので、それを取り替えるのも凍えた指では大変でした。

そうこうしているうちに身体が冷え切ってしまい・・・帰ることにしました。

これでポートレートを撮りたいなぁ・・・と思い、部屋に帰ってから余ったフィルム(コマ)で鏡に映った自分を撮って撮影終了。

ハッセルでの左手シャッターに慣れているので構えるとピントが・・・(^0^;)

それに2.8Aのファインダーはフレネルレンズがない磨りガラスなので室内だとピント合わせが難しい・・・2.8Fは前の持ち主である友人がインテンスクリーンに替えてあるので、すこぶる明るく快適でした。

たぶん2.8Aの方はミラーにも腐食があるので、よけい暗く見えちゃうんでしょう。

こんどはスタジオで人物撮影かな。

あらためて感じたのは「スクエアフォーマットっていいな」ってことでした。

暗室用品は手放してしまったので現像は明日出しに行きます。

こういうドキドキって・・・いいなぁ・・・