力仕事

ありがたいことにブログを読んでくれたデザイナーさんが初エントリの写真を気に入ってくれて、こんどの撮影で背景に使った木の板を使いたいと言ってくれました。

これは銘木屋さんの店頭で安売りしていたもので、ヒビや穴があり、それが味になっています。

60センチ×40センチほどのケヤキの輪切りなのですが、汚れを落として家具用のオイルを塗るとアンティークな雰囲気になりました。

撮影内容を聞くと、わりと小さなお皿を使うようなので、もうすこし表面をきれいにした方がいいと思い、今日はその作業です。

オイルが乾燥して色が薄くなってきました。

反射させても、あまり艶がありません。

ノコギリの目が残っているので最初は60#のサンドペーパーで磨きます。

完全に消してしまうと面白味がなくなってしまうので様子を見ながら目の細かいペーパーで仕上げていきます。

こんなところでしょうか?

真っ平らな面なら角材などを使ってヤスリ掛けをするのですが、微妙に歪んでいるというかうねりがあるのと、ヒビで段差ができているので手のひらを使ってならしていきます。

ヤスリの目が残らないように最後の方では力を加減します。

学生時代に映画会社の大道具作りのバイトをしていた経験が役に立ちます。

100円ショップで買ったサンドペーパーを全部使ってしまいました。

まだ少しですがオイルが残っていたので目が詰まって・・・ヤスリの大盤振る舞い(笑)

かなりの重労働でした(汗)

指先が・・・笑ってます(*^^)v

こういった地味な作業もカメラマンの仕事です。

このままオイルを塗るとヒビに詰まった木の粉が砥の粉の役割をしてくれて違った表情が出るのではないかとも思いましたが、風合いが変わってしまうリスクは避けたいのでタワシで洗います。

あっという間に水を吸い込んでしまったので、やはりオイルを塗り直す時期でしたね。

これから3日間くらい乾燥させてから2回に分けてオイルを塗ります。

色合いが落ち着くのに2日から3日かかりますから仕上がりは来週になります。

またご報告しますね。