アナログ

昨日の仕事で2年ぶりにフィルムを使いました。

人物のインタビュー。

ベタ焼き(コンタクトシート)を下地に使いたいというデザイナーさんのリクエストでした。

パワポで送られてきたカンプを見ると35ミリのベタでした。

合成で作ることはできるけれど本物のリアリティが欲しいと言われ・・・

アナログ35ミリの一眼レフを持っていないことに気がつきました・・・

というか・・・もともと35ミリの仕事は少なかったし、デジタルに移行した時点で人に譲ってしまったのです。

知り合いに借りようかとも思ったのですが、趣味で持っているライカを使ってみようと思いつきました。

ノスタルジックな雰囲気を出そうとしているコンセプトにもフィットすると考えたからです。

ところが・・・

現場で使ってみると・・・けっこうタイヘンでした。

まず、フィルムのベロを長めに切ってあげないと装填ができない。

底蓋を外さないとロールチェンジができないので面倒。

おまけに巻き戻しがクランクじゃないので超面倒。

それに巻き上げノブをいちいち操作するのもやはり面倒。

三脚穴が端っこにあるので固定しにくい。

画面の中央でしかピント合わせができない。

でも、そんなスロウな雰囲気への珍しさと、インタビューされる方がカメラ好きだったので和気藹々と撮影することができました。

こういうのも面白いですね。



写真のカメラとレンズの組み合わせはライカマニアからすれば噴飯ものでしょうが・・・

僕はけっこう気に入っています。