言葉の意味
ビミョ〜・・・微妙と言えば最近では否定的な意味で使われることが多いようです。
ところが、もともとはなんとも言い尽くせない美しさを表す言葉でした。
「妙」は「妙なる調べ」などの使われ方でわかるように賛美の言葉です。
「微」は「かすか」という読みどおりですが・・・「ほのか」みたいな美しい響きがあるのに・・・
このように意味が転じてしまった言葉はたくさんあります。
たとえば「やばい」
あまりいい言葉ではなかったはずなのですが、最近では褒め言葉として使われているし・・・
先日などある写真に「妖しい」という言葉を使ったら怒られました。
「こころひかれる」という意味で使おうと思ったので「怪」ではなく「妖」という漢字を当てたのですが「いかがわしい」と勘違いされてしまったんですね。
よくあることですσ(^◇^;)
さて、なんでこんなことを・・・
先日、友人がネット上の書き込みからトラブルになってしまい、流れで仲介役になっていたからです。
誤解と言ってしまえばそれまでですが「寸鉄人を刺す」のたとえどおり、何気ないひとことが思わぬ結果を招くことがあります。いったんこじれた感情は戻らないことが多い・・・
いくつかの意味を持った言葉の組み合わせである言語は、考えもしない解釈を生んでしまうことが多々あります。
いくら書き手が注意しても・・・不特定多数が読むブログではなおさら誤解や誤読が生じやすい。
僕も、あるエントリーを削除したことがあります。
せめてプロフィールにある但し書きくらいは読んで欲しかったのですが・・・まあ、しかたのないことですね。
読者にはブロガーさんが多いと思うのでご注意を・・・
どうも悪意を持った方は相手にも悪意があると考えてしまうようです。
読む方は自分の解釈が正しいと考えてはいけないんです。
言葉にはいろんな意味があるから楽しい♪
小学生がTwitterでつぶやく時代です。せめて意味論の初歩くらいは国語で教えた方がいいのではないでしょうか?
I said what I said. I did not say what I did not say.(私は、私が言ったことを言った。私が言っていないことは、私は言っていない)
アルフレッド・コージブスキー